
北太平洋の中央に漂うプラッチック類を中心とした膨大なゴミの集積地帯のことで、
広さはカリフォルニア州の2倍、深さは30メートルにわたりゴミが浮遊している地域の事です。
この膨大なゴミの発生源は80%が陸から、20%は船舶由来と言われています。
これこそ人類が「便利さ」を追求した結果行きついた「使い捨て」の負の遺産の象徴です。
人類は、1980年から約30年で、地球資源を3分の1使い果たしました。
もし、今後この「使い捨て生活」が、便利さを求める発展途上国に行き渡り、全人類が先進国並みの生活水準になれば、地球が5個必要と言われています。
そして、その「資源を使い」最終的にゴミになる「もの」が製造される過程や、運搬する為の梱包材を含めると、その「もの」自体のの数十倍の廃棄物が発生していると言われています。
例えばノートパソコン……実際に利用するパソコンの重さの4,000倍近くの廃棄物が、消費者が手にするまでの製造過程〜物流過程で発生しているとのことです。
これはもう「食品トレーをリサイクルボックスに出す」「レジ袋をもらわない」等のレベルでカバーできる事ではなく、大量に作られる新商品を「コマーシャルを見て欲しい」と思い「お金があるから買う」ことをこのまま続けると、
地球がもたないと言う答えに行きつきます。
つまり、「ゴミを出さない」と同等以上に「これ以上ものを家庭に持ち込まない」事が環境問題を進行させない為に必要と言うことです。
自分や家族の健康に気づかうのと同様に、地球の健康も考えなければいけない状態に我々自身がしてしまったのです。
今、日本を含む先進国のほとんどの家庭では「もの」が溢れています。
しかも大半のものがほとんど使われていない…
なぜ我々はほとんど使わないものを買ってしまうのでしょう。
「今あるものが古くなったから」「もっと便利で快適でおしゃれな生活ができるから」と言いながら、収納する場所に入りきらないのにまた新しい「もの」を家に持ち込みます。
でも、「次の便利・快適・おしゃれを開発するプロ」であるメーカーが新商品を製造し、「便利・快適・おしゃれを伝えるプロ」が広告を作り、「欲しいと思ってもらえる店作りのプロ」が作った店に行けば、誰でも欲しくなります。
確かに経済と言う側面からは必要なのでしょうが、地球が悲鳴を上げ出しているのに、
いつまでも人間だけの都合で続けていてもよいものか…ましてや、ほとんど使わないものを…
これからは「売る側」も、消費者の物欲をどんどん誘発させて売ることだけを考えるのではなく、「必要なもの」を必要な時」に「必要な量」だけ製造し消費者に届けるしくみを作ることにより、「余るものを作らない」「必要以上に物欲を誘発しない」モラルも必要なのではないでしょうか。
例えば、日常的に消耗する日用品なら、生分解性の原材料を使った商品を、小売業者が消費者毎に「必要なもの」を「必要なとき」に「必要な量」を地域毎に集約しメーカーに製造依頼の上、店頭に並べることを前提とした過剰な梱包・包装をせず直接消費者へ届ける。
これだけで膨大な資源の節約とゴミの発生を減らすことができます。
本気で資源の節約を実現するなら、「買う側」も「売る側」も「エコにならざるを得ない」しくみが必要なのではないかと思うのです。
例えば生活排水。
川や海などの水の汚れの原因としては、工場などからの産業排水や畜産などからの排水のほかに、台所や風呂・トイレなど日常生活の営みから出される生活排水があります。
水の汚れは、かつては産業排水が主な原因でしたが、工場などに対する規制が強化され、排水処理対策の進んだ今日では、生活排水が汚れの大きな原因となっています。
私たちが1日に流す汚水の量は、1人あたり約200Lになりますが、そのなかには40gの汚れが含まれています。
なかでも、生活排水のうち、し尿を除いた生活雑排水からの汚れが27gと、およそ7割を占めており、一人ひとりが流す汚れは小さなものでも、それが集まると大変な量の汚れになります。
生活排水全体に占める生活雑排水個々の割合は、台所からの排水が40%、お風呂からの排水が20%、洗濯からの排水が10%となります。
そして毎日使う日用消耗品の中に、その生活排水に含まれる洗剤があります。
台所・お風呂・洗濯の雑排水にも多く含まれており、この成分により環境への負荷も違ってきます。
大きく分けると、天然油脂とアルカリで作られた「石けん」と、石油や油脂を原料に高温・高圧の化学合成によって作られた「合成洗剤」があります。
例えば洗濯洗剤なら、石けん分100%の商品には「洗濯用石けん」と表示されており、石けん分が70%以上、石けん以外の界面活性剤30%未満なら「洗濯用複合石けん」、石けん分が70%未満、石けん以外の界面活性剤が30%以上だと「洗濯用合成洗剤」と表示されています。
石けんと合成洗剤の一番の違いは生分解性。
石けんを使った排水が川に流れると、水中のカルシウムと結びついて「カリシウム石けん」となり、微生物や小魚の餌になりますが、合成洗剤も開発により有害性は低減されてきましたが、石けんに比べ自然環境への生分解性は低くなります。
ですから、毎日使う洗剤を石けんにすることにより、環境への負担を低減する事が出来ます。
また、毎日多く使用し廃棄するトイレットペーパーも、「使い心地」と同じくらい「使った後」「環境への負荷」を考えると、牛乳紙パック等の再生紙比率(現状では40%程度が上限)の高いものや、ダブルよりシングル(平均1.2倍使用可)、そして芯無し(廃棄物削減)を使用する事により、原材料の使用量とゴミ排出量を低減させることができます。

